昨日は名古屋駅前にてトレーナー講習会を受講しました。
テーマは 『股関節屈曲と伸展に作用する筋肉から』
主に 腸腰筋 と 大殿筋 のコンディショニングについて学びました。
実技が多いこの講習会では、シットアップ (腹筋トレの定番)の指導方法について、膝を曲げて行うことの理論と実践を研究しました。
多くの教本には、膝を曲げる理由として漠然と 腰を痛めないため と記してある事が多いです。
あるいはもう少し掘り下げて、膝を伸ばして行うと 腸腰筋 が強く活動するため、「腰椎が前方に引っ張られて腰の傷害の原因となる」からと書いてあることもあります。
では実際にはどうなのか?ということで約20名の受講生が、膝を曲げた状態と、伸ばした状態で比較してみました。
結果は 腰に負担を感じた:40% どちらも変らない:60%
教本というのは、なるべく安全なやり方をおススメするという内容になりがちですので、腰に負担を感じる人が少なからず居る場合は、安全な方法を奨励します。
しかし筋トレというのはそもそも身体に負荷をかけるモノですので、個々人の体力によってアプローチが異なるのは当然です。
この例では主に 腸腰筋 腹直筋 大腿直筋 縫工筋 の筋力と柔軟性のバランスがポイントになります。
頭ではとっくに理解したと思い込んでいた理屈でも、初心に戻って復習をすると理解がより深まることを実感しました^^