連日の猛暑日で熱中症の危険が喧伝されていますが、その危険性を分っていながら炎天下でランニングやサイクリングをやっている人を散見します。
そういう方々は水分補給の意識が高いのでこまめに水を飲んでいると思いますが、必要以上に摂りすぎると 頭痛、吐き気、嘔吐、痙攣(脚がつるなど)、無気力 などの「低ナトリウム血症」の症状が出ることがあります。
筆者が子どもの頃は、運動中にあまり水を飲まないようにと注意されていましたが、近年は水をこまめに飲むように徹底指導されています。
しかし飲みすぎると血液中のナトリウム濃度が低くなって「低ナトリウム血症」を起こす可能性があるので、水だけでなくナトリウムを含めた他の電解質や糖を補給できるスポーツ飲料や「飲む点滴」と言われる経口補水液が開発されていますね。
上記の知識はほとんどの人が共有できているのにも関わらず、スポーツ飲料、経口補水液に含まれる「カロリーや糖質の高さ」に過剰に注目してしまうダイエッターやスポーツ愛好家がいらっしゃいますよね。
そしてそういう理由から、カロリーや糖質の不安が無い「水」を選んで飲んでいる人が多いように思われます(^_^;)
お気持ちは理解できますが、近年の猛暑日においての体調不良は命に関わる可能性がありますので、積極的に活用して欲しいと思います。